開口部を考える1
プランをつくるとき 「外から何をどれだけ取り入れる」 ということを考えています。
外部からは光、音、熱、風、香り、景色、コミュニケーションなど
暮らしに変化や影響を与えるいろいろなモノが入ってきます。
この中から どれを取り入れて、どれを遮断するか。
それによって開口部の目的をハッキリさせて、大きさと仕組み考えていきます。
ここにも設計の技術があると思います。
『松ヶ丘の住宅』 をみてみると
トップライトがあるところは小さなスペースなので、窓をつけて広がり感を出したいところです。
ここでは壁の向こうには隣家のベランダがあるので、垂直方向へ広がりを感じるトップライトにしました。
そして、主役となる正面の開口部には、いくつもの仕組みを作っています。
網戸付きのガラリ戸は、日射のコントロール・防犯・通風と3つの機能を持たせてます。↓
建具を収納すると、外と室内が一体になった空間が出来上がります。 ↓
障子は光を拡散してくれるので部屋が明るくなり、さらに断熱性もさらに良くなります。 ↓
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松ヶ丘の住宅